舞台衣装としてのコスチューム



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舞台衣装としてのコスチューム-5

製作過程

第一節 ボレロ
イメージ:葉、マットな感じ
材料:土台となる生地、チュール、スナップボタン、マジックテープ
装飾…毛糸、裂いた生地
作り方:
@ 土台作製
@.パターンを立ち上げる
A.前身頃後ろ身頃を2枚ずつ裁断する
B.縫う
袋状にする。
C.後ろ身頃にマジックテープを縫いつける
D.綿を入れて膨らみを出す
改良点
・ ヘッドを被ることを考える → 首の後ろを短くする。
・ 綿が重い、暑い → チュールに変える。


A モチーフ作製
@.極太の鈎針で編む
緑、赤、茶など色が混じり合うように。
サンプルに5枚ほど作製。
A.土台に縫う
改良点
質感が分らない、色が見えない
・ 1枚の大きさを倍にする
・ 指で編む
・ 毛糸によって使う本数を変える
・ 同じ色をまとめる。
・ 裂いた生地を編む(写真1、2)
より太く、異素材を加えることによって毛糸のマット感を引き立たせる。

B 改良後(写真3)
葉が密集したようなボレロに様変わり。
改良点
・一体化して見えてしまう → 立体感を出すため、1枚1枚の葉の下にチュールを入れる
・重さに負けてマジックテープが意味を成さない
   → スナップボタンを付けて強化




第2節 左腕
イメージ:木の根
材料:ゴム手袋、光沢のある生地、染色スプレー(レッド・グリーン・チョコレート)
作り方:
@ 指を作製
3枚のゴム手袋の指先を切り張りする。
人間らしさを無くす。
A 肘から二の腕部分を作製
光によって緑・赤・紫の色が混合して見えるにぶい発色を出す生地に目をつける。(上の部分を生地にした理由…頑丈にするため。ゴム手袋は薄いので破れてしまう危険あり。)
B ゴム手袋をスプレーで染色
3色が上手くミックスし、鈍い光の奇妙な腕が出来上がっていく。
C 二の腕部分にゴムを入れる
改良点
生地とゴムの境目がはっきりする 
→ カモフラージュする
@.生地とゴム手袋の余りをあらく刻む
A.境目を中心に全体に1枚ずつ貼る
刻んだゴム手袋は生地の部分に、生地はゴム手袋に。1部分だけ貼ることにより、ぴらぴらした状態にして照明の効果を狙う。

第3節 右腕
イメージ:獣
材料:毛糸(モヘア)、裂いた生地、ストッキング
作り方:
@ 毛糸で腕に通せる輪を編む
ボレロからの繋がりを自然にするため、同じ毛糸を使う。
A 細く裂いた生地を@に絡ませる
メインに黒、茶、青、紫が入ったふわふわの毛糸を使用することによってボリュームを出す。
B ストッキングを中に入れる
@、Aを縫い付け、Aから肌が見えないようにする。
伸びのあるストッキングはゴムが強力なので着装に便利である。
C 手首にゴムをはめる
Aがばらばらになり、ストッキングが見えすぎないように固定するため。


D ボリュームを出してふんわりさせる
全部を止めるわけではなく、一部出すことによってぼろぼろ感を失わせない。

第4節 タイツ
素材:ストレッチ、編まれた感じのもの。
染色材料:漂白剤(キッチンハイター)
@ 染色前準備
@.パターン…オーベロン妖精共通のものを使用
A.縫う
パターンより1センチ外側。
ストレッチ素材のためジグザグミシン使用。
A 染色方法:
@.鍋一杯に入れた水を沸かす
鍋一杯のお湯に対して漂白剤2本使用。
A.煮詰る
約1時間。
1時間経過したら、15〜30分おきに順次出す。
B.濯ぐ
順番に出すことにより色の濃さが変わり、同じ生地でも違う風合いが生まれる。
C.乾かす
平干し。
B 縫製
@.ロックミシンをかける
A.ファスナーをつける
改良点
バレエシューズを履いた時に足の甲が出る
→ 20センチほど付け足す。
C 装飾
材料:ストッキング、綿、レザー、リリアン糸、毛糸
イメージ:卵、血管
@.ストッキングに綿を詰めて閉じ、糸で区切って丸くする
A.ヒートガンで熱した生地に綿を詰める
B.@を切断したものにリリアン糸を巻く
C.@〜Bを組み合わせてタイツに縫い付ける
@ 異素材を使って軽いイメージにする。
A 全身にない色で光沢があるレザーやゴールド、ブルー、レッドなどのラメが入ったリリアンを使用し、メインのボレロを引き立たせるような輝きを出す。
D.足、腰、背中に毛糸をからませる
B 黒を入れることによって他の部分の色を引き立たせる。
C 重さを控え、流れが出るようにする。
改良点
リハーサルを繰り返しているうちに、足に絡めた毛糸が落ちる
    → 毛糸をタイツに縫い付けて固定

第5節 装置
条件:
・ 人が三人入れて、スムーズに出ることが出来る
・ 移動のことを考え、持ち運べる軽さであること
イメージ:切り株、妖精の巣、木の幹
材料:籐、あまり布、棒、スプレー、針金
籐の利点:軽い、形が自由に出来る、付け足すことが出来る
@ 籐を編む(写真5、6)
・ 下の部分は細かく(重さに耐えられるように頑丈にするため)
・ 中間部分は空間を空けながら(籐の硬い質感よりも柔らかく見せるため)
・ 上の部分はくねらせる(自然が作り出すような木の枝がしなるイメージ)
A 生地で覆う(写真8)
余り布を籐にまとわりつかせる
B 染色する(写真7)
スプレーを使用。
C 裏側に生地を貼り付ける
・ トーンを落とすため
・ 妖精が出た時にも自然になるように
改良点
妖精の衣装が大きくなる → 拡大
計算外の大きさと重さに耐えきれない → 巻き生地の芯をつっかえ棒に





第6節 メイクのポイント
・ 人間らしさをなくす
・ 頭と顔の区切りを表さないようにメイクは頭と同じ色にする
・ 目の周りに黒を入れてキレを出す



第7節 ヘッド
イメージ:内臓(肺)
材料:キャップ(帽子)、球体発泡スチロール、紙粘土、スプレー(レッド、チョコレート、グリーン、シルバー、イエロー)、レザー生地(赤)
@ ツバの部分を切って半円型にする
頭にフィットさせるため、調節のきくキャップを選ぶ
A 球体発泡スチロールをカッターで半分に切る
(写真11)
B Aをキャップに接着(写真12)
C 薄く伸ばした紙粘土で覆う(写真13)
指で跡をつけ、デコボコ感を出す
D 乾かす
E 染色
スプレー使用。シルバーを使って光沢感を出す。
F キャップの縁にレザーを縫い付ける(写真14)
後頭部、頬、鼻を隠すように
G レザー部分にC、D、Eを施す
改良点なし


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